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セルジオ越後が分析!今のブラジル代表はなぜ強いのか?「着実に世代交代を進めている印象だ」

2017/04/13 17:01Samurai GOAL
1: 名無しの24時 2017/04/13(木) 08:05:32.72 ID:CAP_USER9
過去3大会のW杯予選突破一番乗りは日本だったけど、今回はブラジルだ。

日本がタイに4-0で勝った翌日(現地時間3月28日)、ブラジルがパラグアイに3-0で勝利。南米予選8連勝を飾り、4試合を残して早々とロシアW杯出場を決めた。

地元開催の前回W杯では、準決勝でドイツに1-7と歴史的な大敗。一昨年10月に開幕した今予選でも、第6節終了時点で6位と苦戦するなど(南米の出場枠は4.5)、ブラジルはパッとしない時期が長かった。それだけに国内では驚きと喜びをもって受け止められている。

立役者は昨年6月に監督に就任し、9月から指揮を執るチッチ監督。彼が監督になって以来、チームは親善試合を含めて9戦全勝、25得点2失点と圧倒的な強さを見せている。

チッチは選手としては無名だったものの、指導者としてはこれまで数多くのクラブで監督を務めてきた。コリンチャンスを率いていた12年には南米王者となり、日本で行なわれたクラブW杯で欧州王者チェルシーを破って優勝。以前から代表監督にと期待する声も多かった。

そして、代表監督になっても結果を残しているので、超辛口のブラジルメディアも今はホメちぎっている。選手も監督への信頼を口にするなど、すべてがいい方向に進んでいる。僕の友人である前監督のドゥンガには申し訳ないけど、監督が代わっただけで、こんなにチームが変わるのかと驚くね。

采配自体に際立った特色があるとは思わない。ただ、昨年夏のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したチームから若手をどんどん引き上げ、中堅、ベテランとうまく競わせている。結果を出しながらも、着実に世代交代を進めている印象だ。



以前と違って、今のブラジル代表には世界的なスターがネイマール(バルセロナ)しかいない。これはブラジルに限らず、世界的な傾向だと思うけど、時代の流れ、生活環境の変化とともに、街中でサッカーをする子供が減ったことが一番の理由だと思う。今はブラジルの子供たちもサッカースクールに入って、人工芝のピッチでボールを蹴っているんだ。

でも、ネイマールのフェイントは草サッカーの遊びの中からしか生まれない。だから今、ブラジルで「ネイマールの次の看板候補は?」と聞いても、20歳のFWジェズス(マンチェスター・シティ)くらいしか名前が挙がらない。それは寂しいことなんだけど、結果としてチッチ監督にとってはチームをまとめやすい環境になっている。何しろ、大統領が代表メンバー選考について口を出すこともあるお国柄。スター選手が多ければ、それだけメンバー選考や起用法への雑音が多くなる。また、そうした選手たちの扱いにも慎重にならざるをえなくなるからね。

チッチはこれまで最高の結果を出しているけど、ブラジル完全復活と判断するのは時期尚早。なぜなら、今回の南米予選ではアルゼンチンをはじめとしたライバル国が軒並み世代交代に直面し、苦しんでいるからだ。南米全体のレベルが少し落ちている感じがする。

ブラジルも欧州の強豪と戦ったらどうなるかわからない。だから、国民にもまだ半信半疑の部分がある。これからW杯本番までに、欧州の強豪とテストマッチを行なうはず。そこでどんな戦いができるかに注目したい。

(構成/渡辺達也)

週プレNEWS 4/13(木) 6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170413-00082985-playboyz-socc

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